パチュリー側決勝進出チーム紹介
―紅魔館内、大図書館にて―
パチュリー(以下パ)「ふう、なかなか面白い結果になったわね」
レミリア(以下レ)「入るわよ、パチェ」
パ「あらレミィ。どうしたの?」
レ「陣中見舞い、というところかしら」
パ「敵情視察、の間違いではないの?」
レ「別に敵同士じゃないでしょ。でも、どんなチームが出てきたのか気になるのは事実ね」
パ「そう。じゃあせっかくだから紹介してあげるわ。…ああ、紹介は提出順に行うわ。
あと、あくまで私の主観だから、違ってたらごめんなさいね」
黒赤マジック【魔】(黒赤魔) やみなべ監督
ハンデ:+4 フォーメーション:ツートップ ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+4、得点9、失点5(Hリーグ3位、WC進出) 2次予選成績:2−1
パ「最初に紹介するのはこのチーム。主な選手は攻めの中心に私と魅魔、中盤に永琳、アリス、ルナサ。
そしてGKは霊夢。監督自身はカオスで有名な人だけど、チーム自体はオーソドックスな印象ね。
サイドのメディスンとディフェンスの藍が珍しい、かな?」
レ「WC進出ってあるけど、勝ち点9はリーグ同率1位じゃない」
パ「そうね。最初の試合はイマイチ調子が出なかったのか0−3で負けていたけど、その後は2次予選を含む
4試合で3点しか取られていないし、守備のチーム、と言えるわね。実際、前述の3人がツートップで揃った
中盤はかなりのものよ。その分、攻撃力が課題かしら」
レ「攻めの2人が押さえ込まれたとき、というわけね。サイドのメルランが決勝戦を上げたことも
あったみたいだけど、どこまでやれるかしら?」
パ「そうね。でも、中の人は一番最初に提出したチームが勝ち残ったことに感心しているらしいわよ」
レ「…中の人って?」
パ「…気にしたら負けよ、レミィ」
知識と日陰の少女の闘い(少女闘) 朱-Aka-監督
ハンデ:−5 フォーメーション:オーソドックス ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+4、得点14、失点10(Eリーグ2位、WC進出) 2次予選成績:3−2
パ「次はこのチームだけど…なにか気づくことはないかしら、レミィ」
レ「…ハンデ−5って、かなり大きいんじゃないの?」
パ「かなり、じゃないわ。そっち(レミリアサイド)も含めて一番、よ」
レ「それって、かなり凄いんじゃないの?」
パ「ええ。ハンデ+のチームが大半の中、これは凄いと思うわ。勝ち残った理由はなんと言っても攻撃力ね。
魅魔に橙を従えた藍、EX慧音に、ザナドゥ。数も撃ってくるから、多少硬いGKでも
ガッツ切れに追い込んで点を重ねた試合もあったし。多少のハンデ差なら関係ないわね」
レ「なるほど、上から全部踏み潰せばいいだけだしね。守備面は?」
パ「6番の咲夜が結構いい動きをしているようね。前のほうにいるからシュートを撃つ可能性もあるけど、
それも計算のうちかしら?あと、中国も結構頑張ってるわね。ただ、やっぱり相手方の自動カットは怖いかな」
レ「対戦相手の能力値があがるからね。でも、それをどうこう言うんだけじゃ、ここまで勝ち残れなかったと思うわ。
+ハンデのチームをどこまでなぎ倒せるか、チームの運命に注目したいわね」
日月チーム(日月) SUN監督
ハンデ:+3 フォーメーション:ハクレイタイプ ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+2、得点11、失点9(Bリーグ2位、WC進出) 2次予選成績:5−1
パ「チームの特徴は私とGKの妹様を特化してあることね。あと、攻撃面で忘れては
いけないのは、7番に配置された藍かしら。こちらも橙を従えているから、かなりの
攻撃力を発揮しているわね。守備では永琳とルナサがやっぱり目立つかしら」
レ「特化したパチェって、必殺ドリブルとかも結構かわしているように思うんだけど?」
パ「そうね。各種数値の成長率が高い分、下手な必殺ディフェンス系じゃあ
私は止められないわよ。…動き回らないといけないから、凄く疲れるんだけどね…」
レ「フォーメーションはハクレイタイプ、か。最近、使用者が増えているようだけど?」
パ「一時期はネタ陣形扱いされてたけど、皆が使ううちにコツが分かってきた、というところかしら。
とはいえ、今回私のほうでは唯一の勝ち残り。まだまだ難しい部分はあるんでしょうね」
レ「あと、ご存知の方も多いと思うけど、監督さんは海外からのご参加ね。こういう形で
交流ができるのはすごく良いことだわ。私の方でも2人勝ち残っているわね」
パ「課題は2人が押さえ込まれたとき、かな?あと、藍のシュートはポストの可能性が高いことも悩みかしら」
むきゅー、も…もるですー(もや吉) いのはな監督
ハンデ:+5 フォーメーション:ダイヤモンド ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点12、得失点差+12、得点17、失点5(Gリーグ1位) 2次予選成績:5−0
パ「次は…あら、このチームの監督さんは?」
レ「ええ、私のほうにもいるわね。両方に勝ち残った2人の監督さんのうちの一人よ」
パ「フォーメーションが同じダイヤモンドなのと、GKに+ハンデがもらえる魅魔&妹様を
起用した辺り、方向性は同じなのかしら?それはともかく、予選で唯一の全勝チーム。
しかも最多得点タイ&最小から2番目の失点と非常にハイレベルのチームだわ。攻めは私と魅魔、文。
守りは中盤でのカットもそうだけど、それ以上にGKの妹様が硬い印象ね。予選の試合で
賢者の石をあっさりキャッチしたときは、中の人も目を疑ったそうよ」
レ「かなりの強豪、と見ていいわね。何か課題はないのかしら?」
パ「決勝がH&Aなことで、2Pサイドの+3が無くなる点がどう影響するか…かな?
予選でも希望サイドの2Pをひけなかったときに接戦を演じていたし」
レ「…ところで、チーム名だけど…」
パ「…お願い、訊かないで…」
カリスマ図書ガール(CTG) なたまにあ監督
ハンデ:−1 フォーメーション:Vフォーム ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+4、得点10、失点6(Hリーグ2位、WC進出) 2次予選成績:5−1
パ「ここ、レミィのチームじゃないの」
レ「ふふ、そうよ。お互いの方にチームを出そう、って話してたでしょ?それで作ってみたんだけど、
どうやら勝ち残っているみたいで嬉しいわ。攻めはあなたと文とEX慧音が中心よ。あなたと
EX慧音には速度補正アイテムをつけているわ。速攻主体、というべきかしらね?」
パ「その割には守備も結構良さそうね。中央は永琳、アリス、VIVITと全員必殺パス持ちだし、
最終ラインには咲夜とエリー。あと、霊夢も何だかんだで堅いGKだってことを再認識したわ。
まあ、Vフォームの宿痾である端攻めされた時が問題だろうけど」
レ「実はそんなにいないんじゃないかしら?ダブルシャドーのチームはいないし、オーソドックスの
チームはこっちに固まってるし…とはいえ、連続攻撃を受けたときはやっぱりつらいかしら」
パ「ここに限らず、必殺技依存型GK起用のチームはコーナーにされることが一番嫌だからね。
あと、こういっちゃなんだけど…私の提出チームも含めて、どこまで勝ち進んでいいものなのかしら?」
レ「パチェ、全ては運命に導かれているのよ。その時はその時って事でいくしかないわ」
Now Even Score(ナウイ) きょじゃくパンダ監督
ハンデ:−2 フォーメーション:オーソドックス ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+6、得点10、失点4(Eリーグ1位) 2次予選成績:3−0
レ「さっきのチームほどの差ではないけど、このチームも+ハンデチームをなぎ倒しているのね」
パ「そうよ、レミィ。あと、このチームの凄いところは、1次予選の初戦以外失点が無いのよ」
レ「どうしてまた?咲夜もいないのに」
パ「理由の一つはGK霊夢の堅さね。でもそれだけじゃ説明はつかないわ。中盤の永琳、VIVIT、
アリスも確かにいやらしいけど…オーソドックスというフォーメーションの影響もあるかもしれないわね」
レ「そういえば、さっきのチームもフォーメーションはオーソドックスだったわね」
パ「それはまあ置いておくとして、攻めの主体は魅魔と魔理沙の師弟コンビ+夢美ね。
特に目立っているのは魅魔と魔理沙かしら。魅魔には幽香、魔理沙には私とアリス、
夢美にはちゆりをつけて、それぞれ追加の必殺技を使えるようにしているわね。
この辺のキャラは、橙みたいに単体ではなかなか厳しい、ってわけじゃないのがいいところかしら
まあ、ここでの私はほとんど休んでるけど。楽でいいわー」
レ「ここの課題は魅魔が抑えられたときかしら。特にポストが怖いわね」
レミパチュパチュ(レパA) mig監督
ハンデ:+2 フォーメーション:オーソドックス ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点7、得失点差+6、得点14、失点8(Dリーグ2位、WC進出) 2次予選成績:2−1
パ「さて、ここはもう一人の両方で勝ち残った監督さんのチームよ。なんでも、
本当は向こうと同じハクレイタイプにしようとしたんだけど、動きがイマイチらしくて
こっちはオーソドックスにしたそうよ。ちゆりのレベルが高いのはその名残らしいわ」
レ「それでもこうやって勝ち残ってくる辺りはさすがといったところかしら。ちゆりも得点をあげたそうじゃない」
パ「で、基本的な考え方は日月チームやもや吉チームと同じ、特化私+GK妹様ね。
こっちはオーソドックスの4番に咲夜がいるから、正面突破はまず難しいわ。
接触される前に打つことが攻略のカギになるかしら。さっき触れたちゆりの暴走で、
中盤の一部に穴が開く可能性もあるわね」
レ「それでも永琳にアリスといった辺りはいるし、オーソドックスの強みを生かせるチームなんじゃないかしら?」
パ「そうなんだけど…もう一つ課題になりそうな点があってね、魅魔や文といった私以外のFW役の
レベルが少し低いのよ。魅魔はまだともかく、文はシュート力の面では少し落ちるかしら」
レ「そいつにはドリブル突破があるでしょう?まあ、どうなるか楽しみね」
へたれパワー全開!(オチ乙) まったり人間監督
ハンデ:+13 フォーメーション:Vフォーム ディフェンスタイプ:プレス
1次予選成績:勝ち点9、得失点差+7、得点17、失点10(Jリーグ1) 2次予選成績:3−2
レ「これはまた、最後に面白いチームが出てきたわね」
パ「まあ、どうしてもキーパーに注目せざるを得ないわね。『あの』ジャックだし」
レ「その分、ハンデは最高の+13だから、まあ妥当といえなくも無いけど…」
パ「それがねレミィ。このチーム、平均レベル25だから実質のハンデは+6だったりするのよ」
レ「…それは凄いわね。ただ、もっと失点が高いかと思ったけど、それほどでもないんだね」
パ「まあ、基本は撃たれる前につぶせ、打たれたらポストに祈れ、だろうから…とはいえ、なんだかんだで
高めのハンデであることに間違いはないから、中盤の争いは有利かしら。あと、攻撃力は
かなり高いわね。魔理沙と文と私が点取り役よ。ここの魔理沙はエースストライカーと
いえるんじゃないかしら?ハンデのせいか、起用するチームが少なめだった気もするし」
レ「フォーメーションはVフォームか。うちとあわせて4チームがこれだな」
パ「中央に対しての強さがいい方向に出ているのかしらね?とにかくこのチームの課題は…
今更言うまでも無いわね。EX慧音やザナドゥ、チルノあたりが天敵よ」
パ「ふう、こんなところかしらね」
レ「お疲れ様。咲夜に紅茶を持ってこさせるわ」
パ「そうしてくれると助かるわね。とにかく、うちのほうのチームはこれで全部よ」
レ「さて、これで祭がますます楽しくなりそうだ。負けないわよ、パチェ」
パ「それはこっちのセリフよ。」
レ「ああ、咲夜、ご苦労様。それじゃあ、戦の前のティータイムといきましょう」
パ「のんびりしてるわね…まあいいか。試合中にお茶の時間があるスポーツもあるそうだし」